畑には今しかない

後悔の多い人生を送ってきました。転職を繰り返して様々な人に迷惑をかけ、今は測量の仕事についています。

過去は変えられません。消すこともできません。隠そうとしても人の口には戸が立てられません。どうあがいても、今を生きるしかない。

今は過去の連続としての結果です。つまり畑は今を写す鏡です。

・雑草が伸び放題では、草が発散する水蒸気量が増え、雨の次の日に畑に立った時に不快度が増します。不快ですから、畑に行かなくなります。もっと草が伸びます。
・発酵でなく腐れた有機物を土に入れると、病気や害虫の温床になります。
・人間関係がこじれた結果として畑に出る時間を削ります。

うまくいかない「今」はすべて「過去」からやってくるということです。第五部です。今の僕は野菜のお世話をする、出来ることそのものが幸せです。測量の仕事が楽しく、農業にも活かされている実感がそうさせてくれています。

過去の僕は植物に向き合う仕事をしていながら、その先のゼニカネを見ていた。お客様に向き合っていなかった。つまり「今」でなく「未来」を見ていた訳です。成功するはずがない。

今、畑という現場で起こっている現象(雑草、健康状態)を観察しなければ、それは未来に「やっちまった過去」として立ち現れます。今までと同じことが繰り返されるだけです。

今が過去の連続としての結果なら、未来とは今の連続です。 今から逃げたら野菜はできません。今、虫がついている。今、病気が出ている。それが現実です。

そして今、パリパリの美味しい野菜が出来るのは、過去のお世話が正しかった証拠、人間として何一つ誇れるものがなかったとしても、そこは正しかった、だから今、美味しいもぎたて野菜が食べられる。

後悔するより草を刈れ、まずはそこからです。

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